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小さな男の子。

甥っ子が「しょこたん、遊ぼ。」という。彼は私のことを「おばさん」と言わないカワイイ奴なのだ。せっかく大阪からやって来ているのだから、一緒に遊びたいのはやまやまだけど、私もいち社会人。この週末にやってしまわねばならぬことが残っていた。

「ごめんな、今日は忙しいねん。パソコンせなあかんねん。」

しょこたん、忙しいの?」

「そう、あやとは遊ぶので忙しいやろ?しょこたんは仕事で忙しいねん。」

「うん、わかった!しょこたん忙しいもんなあ。」

なんて物わかりのよい人間なのか…。あまりにも素直だったので、私は夕方には仕事を切り上げ、一緒にお風呂に入り、夜ご飯の団らんまで実家で過ごすことに決めた。私が帰る時間になった頃、バイバイの挨拶をしていたら、彼はおもむろにピコ太郎のモノマネを始めた。なんてこった。私の気を引いている…。この小さな体からほとばしるけなげさ。会うたびに、少しずつ大きくなる彼のことを、私はやっぱり好きだなあと思う。